登場人物
四仕天河(しし てんが)
「たまたま今回は私だった、というだけ。だったら私は前を向いて歩いていくわ」
本作主人公。15歳・161センチ・10月5日生
カラッとした性格で明るく、物事にあまり動じない。五年前に【穢負い人】となったが、そのことを知るのは里の上層部のみである。現在は、魍魎(もうりょう)と名付けた鹿と、世話役の老翁と離れで暮らしている。
趣味:天体観測
好きな食べ物:おにぎり
苦手な食べ物:ミョウガ
憶千遥(おく ちはる)
「絶縁状態だった五年間、何もしてこなかったわけじゃないんだ。俺は俺なりに考えて、決めたんだよ」
男・15歳・173センチ・11月23日生
御三家のひとつ憶家の長男。いつも木陰でぼんやりしているか昼寝ばかりしている。頭が非常に切れる。外に出られない天河と六歳のときに顔合わせをし、天河が穢負い人となった十歳まで一緒に遊んでいた。
趣味:昼寝
好きな食べ物:草だんご・いなり寿司
苦手な食べ物:特になし
荒山かんな(あらやまかんな)
「憶、お前が穢負い人をなぜそこまで気にかけるのか、俺には理解できない。あれは近寄ってはならない存在。不浄の塊なんだぞ」
男・15歳・169センチ・4月8日生
剣術の名家の三男。冷静で合理的な性格。父親は【白烏】筆頭で、かんな自身も剣術の腕は早熟。身体能力も高く、いずれ【白烏】に入ることを目標としている。
趣味:剣の練習、読書
好きな食べ物:豆腐ハンバーグ
苦手な食べ物:炭酸飲料
竜越一平(たつこしいっぺい)
「戻ることに理由なんて必要か? 危険な場所に友人が残ってるんだぞ!!」
男・17歳・175センチ・5月15日生
体術の名家の次男。直情的で一本気。考えるより動くタイプなのでしょっちゅう騒ぎを起こすが、度量が大きな少年。かんな同様に【白烏】に入ることを目標としている。
趣味:ロードワーク
好きな食べ物:焼き肉、唐揚げ
苦手な食べ物:こんにゃく
日根野奈津子(ひねのなつこ)
「また……あなたと会えるとは。あの日のことを、わたくしは忘れたことはありません。」
女・17歳・172センチ・8月31日生
御三家のひとつ、巫女の血を引く日根野家のひとり娘。慎み深く、礼儀を重んじる性格。幼少のときは泣き虫だったが、今は鍛錬を積み、里でも弓矢の名手として知られる。
趣味:活け花、読書
好きな食べ物:たけのこご飯
苦手な食べ物:ニラ
三洗富寅(みつあらいとみとら)
「やっぱりきみか。血の匂いに驚いて、シハクが少し前からざわめいてたよ」
男・18歳・171センチ・2月14日生
広大な薬草園を持つ三洗家の長男。基本的に薬草にしか興味がなく、直感型。幼いころから自分の薬草園を持っている。
趣味:野草採取
好きな食べ物:キムチチャーハン
苦手な食べ物:特になし
鳥辺麻太郎(とりべあさたろう)
「えええっ、どうしてそうなったわけ!? みんな好き放題しすぎだから! ……はあ、胃が痛いよ」
男・18歳・180センチ・3月3日生
四貴神の死と復活に必要な鳥を飼育するため、御三家ではないが、非常に重要な役目を負う家に生まれた。小心者だが心優しく、気苦労が多い。おさななじみたちの良心。鳥辺家のみに伝わる召喚術が使える。
趣味:お菓子作り
好きな食べ物:おでん
苦手な食べ物:酢豚のパイナップル
由茅星(ゆがやせい)
「あーあ、天才はさぁ、その才能にあぐらでもかいててくれよ。努力ってのは凡人のためにあるんだ」
男・16歳・165センチ・6月11日生
宮季ノ里に唯一ある病院の息子。里で一番の美男子で女生徒にとにかくモテるが、性格に難あり。成績優秀、運動神経よしだが実は努力型の秀才タイプ。そのため一個下の天才な千遥が、あまり好きじゃない。
趣味:テレビゲーム
好きな食べ物:オムライス
苦手な食べ物:生のトマト